ミルクティー
いつもより急いで帰った。

そして荷物を自分の部屋に置いて海斗の部屋に向かった。





ピンポーン



チャイムを押せば出てきてくれる。


「いらっしゃい。

今日は初日だったから早かったね」

「うん」


海斗はいつもの笑顔で迎えてくれる。

この笑顔、やっぱり好きだな…
出会った頃から変わらない。



「せっかく来てもらったところ悪いんだけどまだ陸が来てないんだ」


本当だ。
部屋はとても静かだった。

陸がいればとても賑やかなのに…


「だから、雛那ちゃんどうする?

このまま俺の部屋にいてもいいけど…すること無いよね。

1回家に帰る?
着替えてきてもいいよ」

「私、ここにいるよ。
それに制服嫌いじゃないから」

「そっか…

あっ
雛那ちゃんにその制服、似合っているよ」

「///…」



うぅ…
恥ずかしい。


たまに『可愛い』って言われるけど…

それも恥ずかしいよ。



「そっちのソファーでくつろいでていいから」

「ん、ありがとう…」



< 125 / 353 >

この作品をシェア

pagetop