ミルクティー
イヤ・イヤ・イヤ


絶対にイヤ。


考えたくない




―――考えられない。



けど、いつか海斗にも彼女とかできちゃうんだろうな。



そうしたら私って…邪魔だよね。




それより海斗に彼女は居ないのかな?

陸は未桜さんがずっと好きで…確か修矢さんは彼女いるって言っていたな。



海斗のそうゆう話、全然聞いた事が無い。

私、海斗の事って全然知らない。
家族関係とか未桜さんしか知らない。
後、家は紅茶屋さん。
甘いのは嫌いじゃなくてシュークリームが好き。

これだけかな…私が海斗について知っている事って。




もし海斗に彼女がいたら…




嫌だな。





けど今居なくてもいつか彼女、出来るよね。
海斗だって人間だもん。




出来れば出来て欲しくない。
だってもし彼女が出来たら私、海斗の隣にいれなくなっちゃうよね。




はぁー

私っていつからこんな事考えるようになっちゃったんだろう?
ヒドイ人間だね私って。
自分の事しか考えられない。



海斗には海斗の幸せがあるんだから。

もし海斗に彼女が出来たら精一杯応援してあげよう!!




出来るかな?






気づいたら私はソファーの上で眠ってしまった。


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