ミルクティー

海斗目線

夏休み中から始まった俺達の朝の日課。


俺は元から朝は苦手ではないから早く起きられる。


けど雛那ちゃんは苦手なのか毎朝カーテンを開けた時の顔がすごく眠そう。


けどその顔一つ一つが可愛くて胸が締め付けられる。

俺に残されている時間が短くなってきている。




雛那ちゃんは今日から新学期が始まる。

俺はまだ先だけどなんとなく一緒に行きたい気分になった。

用事があると嘘をついて…


俺は急いで着替え雛那ちゃんの家の前で待っていた。

玄関から出てきた雛那ちゃんはびっくりした顔。


そうゆう表情を見れるのも後少し。



俺は雛那ちゃんに合わせてゆっくり歩く。



分かれ道。
本当はまだ別れたくない。
けど雛那ちゃんは学校。



そう言えば昨日、陸から連絡があったのを思い出した。



それを伝えると雛那ちゃんはとても嬉しそうに喜んでくれた。




いつでも来てくれていいのに…




俺は部屋に戻り残っているレポートを仕上げるために頑張った。





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