ミルクティー
雛那ちゃんがきて1人にしたら可哀想だし俺も雛那ちゃんと話したい。



雛那ちゃんは人に迷惑をかけてしまった時に自分を“邪魔”と考えてしまう時がある。


小さな事なのにとても大きく考えてしまう。



夏休み中に倒れた時に言われた。

倒れた時はビックリした…けど本気で心配した。


それに俺は倒れたくらいじゃ怒らない。
誰にだってこうゆう事はある。



ただ雛那ちゃんに「もうここにこない」と言われた気がした。




嫌だった。



もう会えないと思ったから。






あの考え方はたぶん小さいときにあった家族内の問題だと思う。


お母さんとお兄さんで進路についてもめていた。


そしてお兄さんは家を出ていってしまった。


お母さんと雛那ちゃんは何年もろくに会話が無い状態だった。


そのせいで“自分は邪魔”と考えてしまっていると思う。



お母さんは雛那ちゃんを叩いてしまった事をきっと後悔しているはず…


俺が雛那ちゃんに

「雛那ちゃんは邪魔な子じゃない」

と教えてあげられたらどんなにいいことか…




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