ミルクティー
気持ち良さそうに寝ている雛那ちゃんを見ていると胸が痛む。




後、少ししか一緒にいられない。


こんなわがまま俺に毎回付き合ってくれてありがとう。



俺はゆっくり頭を撫でながら


「ごめんね、ありがとう」

と小さく呟いた。




けど本当に気持ち良さそうに寝ている。



叶うなら、この顔をずっと見ていたい。




今、俺がしている事は間違っているのか分からない。

けど1分でも長く一緒に居たい。




雛那ちゃんもそう思ってくれていたら…




しばらく一人で考えていると雛那ちゃんが起きた。


なんだか頭が回っていない。


雛那ちゃんは寝起きが悪いみたい。



けど、そんな雛那ちゃんを可愛いと思ってしまう俺がいる。

本当は思ってはいけない事。

そして俺は雛那ちゃんに俺の気持ちを伝えられない。

伝えたらきっと…




絶対に雛那ちゃんを困らす。


雛那ちゃんの困った顔は………






見たくない。




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