ミルクティー
「海斗おかえりー」

「あ〜…ただいま」


こりゃお泊まり決定だな。

「誕生日は雛那チャンに祝ってもらった?」


ニヤッと笑いながら聞いてくる。



お前…知っているな。


「どうでしょうね」

「せっかく俺が雛那チャンに教えてあげたのに…」

「はぁ〜…
祝ってもらったよ。

一緒に海でシュークリーム食べた」

「海でシュークリームねぇ〜
仲がよろしいことで」


意地悪そうな笑みを浮かべている陸。

なんだかムカつく……




「海斗、3月だろ?」


急に真剣な顔になった。

陸が何を言いたいのかわる。



「3月。

だけど2月はほとんどここに帰ってこれるか分からない」

「詳しくは…」

「詳しくはまだ未定。

けどたぶん雛那ちゃんの誕生日まではいると思う」




「……そっか」



< 140 / 353 >

この作品をシェア

pagetop