ミルクティー
「講演会の事なんだけど…」
「あ!あのね、考えてみたんだけどね
わざわざみんなで一斉にやらなくていいんじゃないの?
大学の人達の都合のつく時にやってもらえれば…」
「例えば?」
「だからね、海斗が火曜日に時間が取れるとするでしょ、けど陸は水曜日。
だったら海斗は火曜日にやって、陸は水曜日にやるっていうこと」
「けどそれじゃあ他の子が暇になっちゃうよね…」
あ、そうだ。
聞かない子たちはどうしよう…
そこまで考えていなかった。
「まぁ考え方はいいよね。
雛那ちゃんらしい」
「ありがとう…」
褒められても…嬉しくない。
「それで来週雛那ちゃん達、桃咲大に来るよね?」
「うん、大学見学♪」
「その時にやっちゃおうかと思って…」
「けどその日は土曜日だよ?」
「土曜日ならみんな予定が合っているんだ。
だからその日がいいかと思って…」
「海斗達がそれでいいなら…」
「じゃあ決まり。
高校に連絡。」
『桃咲大学の七生ですけど、講演会の事で少し…』
なんかだか慣れた感じで話しているな。
私には“絶対”無理。
電話ってなぜか苦手なんだよね。
『えぇ、はい、春野さんはとってもしっかりしていてこちらも助かっています』
ん?
私の事かな。
私、しっかりなんてしていないよ。
海斗に迷惑かけてばっかりだもん。
「あ!あのね、考えてみたんだけどね
わざわざみんなで一斉にやらなくていいんじゃないの?
大学の人達の都合のつく時にやってもらえれば…」
「例えば?」
「だからね、海斗が火曜日に時間が取れるとするでしょ、けど陸は水曜日。
だったら海斗は火曜日にやって、陸は水曜日にやるっていうこと」
「けどそれじゃあ他の子が暇になっちゃうよね…」
あ、そうだ。
聞かない子たちはどうしよう…
そこまで考えていなかった。
「まぁ考え方はいいよね。
雛那ちゃんらしい」
「ありがとう…」
褒められても…嬉しくない。
「それで来週雛那ちゃん達、桃咲大に来るよね?」
「うん、大学見学♪」
「その時にやっちゃおうかと思って…」
「けどその日は土曜日だよ?」
「土曜日ならみんな予定が合っているんだ。
だからその日がいいかと思って…」
「海斗達がそれでいいなら…」
「じゃあ決まり。
高校に連絡。」
『桃咲大学の七生ですけど、講演会の事で少し…』
なんかだか慣れた感じで話しているな。
私には“絶対”無理。
電話ってなぜか苦手なんだよね。
『えぇ、はい、春野さんはとってもしっかりしていてこちらも助かっています』
ん?
私の事かな。
私、しっかりなんてしていないよ。
海斗に迷惑かけてばっかりだもん。