ミルクティー
「先生が土曜日でいいってさ」

「よかった…

ねぇ『春野さんはとてもしっかりしていてこちらも助かっています』ってどうゆうこと?」

「ん?そのまま」

「そのまま?」

「そ、そのまま」

「…///」



恥ずかしい。

けどそれ程私役にやっていないような気も…




まぁいっか。

海斗が『助かっている』って言ってくれるから。






私はお母さんとのこの間のやり取りを思い出した。


海斗に言った方がいいのかな?
お母さんの事…



「雛那ちゃん?
何か言いたい事あるでしょ」

「うん…」


やっぱりばれているんだ。
私って嘘つけないんだな。


「あのね…」



私はお母さんとのこの間のやり取りを話してみた。
もちろん海斗の事をお母さんに話した事も話した。



「きっとお母さんは雛那ちゃんと話したかったんだよ」

「でも急になんて…」

「雛那ちゃんはお母さんと話せて嬉しくなかったの?」



そう言われれば



「嬉しかった…」

「それならお母さんも同じ気持ち。
またお母さんと話せればいいね」

「うん。
あ、お母さんが海斗に会ってみたいって」

「えぇ!!」

「そんなに驚かなくても…」

「イヤ、ビックリするから」

「じゃあ今日会ってみる?」

「遠慮しておきます」




なんだかいつもからかわれているからちょっと仕返し。

オロオロしている海斗。

なんか可愛い。


< 159 / 353 >

この作品をシェア

pagetop