ミルクティー
「じゃあ行こうか」
「うん」
海斗の左手と私の右手が重なる。
やっぱり海斗の手は温かい。
こうやって海斗といるとさっきまで嫌な気分だったのに
さっきまでの感じを忘れさせてくれる。
「雛那ちゃんのお母さん、優しくていいお母さんだね」
誰かにお母さんを褒められるとうれしい。
「お父さんは仕事が忙しくて最近はあまり会えないけどお母さんに会うとね、たまに話したりするの」
「どんなこと話すの」
「この間はね、卵は半熟が好きか嫌いか話したの」
「そっか。
お母さんと今楽しい?」
「もちろん。
あのとき海斗にお母さんとの事話さなかったら今がないと思う…」
その通りだ。
お母さんと向き合う事から逃げていたら今も前と変わっていなかったと思う。
こんなに楽しい生活は海斗がいてくれるから。
「海斗、ありがとうね」
「何が?」
ふふふ、わかっていないみたい。
「色々かな…?」
「なんだそりゃ」
「えへへ。
ただ言いたかったけぇ~」
「うん」
海斗の左手と私の右手が重なる。
やっぱり海斗の手は温かい。
こうやって海斗といるとさっきまで嫌な気分だったのに
さっきまでの感じを忘れさせてくれる。
「雛那ちゃんのお母さん、優しくていいお母さんだね」
誰かにお母さんを褒められるとうれしい。
「お父さんは仕事が忙しくて最近はあまり会えないけどお母さんに会うとね、たまに話したりするの」
「どんなこと話すの」
「この間はね、卵は半熟が好きか嫌いか話したの」
「そっか。
お母さんと今楽しい?」
「もちろん。
あのとき海斗にお母さんとの事話さなかったら今がないと思う…」
その通りだ。
お母さんと向き合う事から逃げていたら今も前と変わっていなかったと思う。
こんなに楽しい生活は海斗がいてくれるから。
「海斗、ありがとうね」
「何が?」
ふふふ、わかっていないみたい。
「色々かな…?」
「なんだそりゃ」
「えへへ。
ただ言いたかったけぇ~」