ミルクティー
1時10分



少し2人のやり取りを見ていた。



楽しそうだなぁ~

結衣さん…





「雛那ちゃん、そろそろ集合時間じゃない?」

「あ、本当だ。
ありがとう、海斗」



時計をみてビックリした。


あと20分しかない。



「それじゃあ私行くね」

「じゃあ後で雛那ちゃん会おうね」



ニコニコしながら可愛い笑顔を向けられた。

そして


「海斗、雛那ちゃんを集合場所まで連れて行ってあげなよ」

「そのつもり」

「いいよ。
大丈夫だから…」



本当は海斗と一緒にいたくない。




「あたしはこれから陸の顔でも見てくるからいいよー」

「じゃ、雛那ちゃんいこうか」



そう言って手を出してくれる海斗。





手を繋ぐの?





「雛那ちゃん?時間ヤバいよ」


全然動かない私をおかしく思ったらしく声を掛けてくれた。



「ほら行こう?」



そう言って私の右手を握ってくれた。



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