ミルクティー
「それじゃあ雛那バイバーイ」


「バイバイ」



会場からみんなが出ていくのを結衣さんと待っていた。



そして最後のスズちゃんが出ていった。



「さて、みんな帰ったわね…

そこの椅子に座って話しましょ」


「はい…」



私は何を話されるのかな全然わからない。



「雛那ちゃんは海斗の事どう思う?」


「どうって?」


「例えば好きとか嫌いとか?」


「私は、海斗の事…」



好き。

けどどう言ったらいいんだろう?



「友達として海斗の事は好きです。


海斗と一緒にいるとすごく楽しいしです。
それに温かい気持ちになるんです。
海斗が他の女の子と仲良くするのを見ていると

とっても嫌な気持ちになるんです。


けど、本当に海斗が好きかは…わからないんです」



これが私の正直な気持ち。



今の私は中途半端な気持ちでいる。



「そっかぁー

さっき、雛那ちゃんが海斗といるときの顔がとても幸せそうだったからさ…
ちょっと聞いてみたの」



「けど海斗は私には大切な存在でもあります」



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