ミルクティー
トクン トクン―――
海斗に抱きしめられている。
海斗に抱きしめられている。
頭では分かっているけど…
海斗の背中に手を回す事が
出来ない。
たぶんそれは
私の気持ちが中途半端だから。
そして私の中に不安がある。
『海斗に彼女がいるのか』
いっその事聞いてしまえば楽になると思う。
けど聞けない。
もし『いる』と答えられた時、私はもう海斗の隣を歩く事は出来ない。
彼女さんに申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「雛那ちゃん、俺とこんな事していいの?」
「こんな事?」
「俺に抱きしめられていて…
彼氏君はいいのかなぁ~って…」
彼氏?
誰に…
……私にか。
私しかいないもんね。
「私、彼氏なんていませんよ」
聞いちゃっていいかな?
ここで聞かなかったら聞けない気がする。
海斗に彼女がいるか―――
「海斗は、彼女居ないの?」
どんな答えが出てきても受け入れる。
たとえ彼女がいても…
海斗に抱きしめられている。
海斗に抱きしめられている。
頭では分かっているけど…
海斗の背中に手を回す事が
出来ない。
たぶんそれは
私の気持ちが中途半端だから。
そして私の中に不安がある。
『海斗に彼女がいるのか』
いっその事聞いてしまえば楽になると思う。
けど聞けない。
もし『いる』と答えられた時、私はもう海斗の隣を歩く事は出来ない。
彼女さんに申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「雛那ちゃん、俺とこんな事していいの?」
「こんな事?」
「俺に抱きしめられていて…
彼氏君はいいのかなぁ~って…」
彼氏?
誰に…
……私にか。
私しかいないもんね。
「私、彼氏なんていませんよ」
聞いちゃっていいかな?
ここで聞かなかったら聞けない気がする。
海斗に彼女がいるか―――
「海斗は、彼女居ないの?」
どんな答えが出てきても受け入れる。
たとえ彼女がいても…