ミルクティー
お父さんが出て行った。
お母さんはやっぱり出てこなかった。
お母さんと話さなくなったのはお兄ちゃんが出て行った時から。
もう何年も話していないな。
話したとしても…
『勉強しなさい』『成績どうなの』
こんな事しか聞いてこない。
別にいいんだけどね。
けど、けどね
私はお母さんと一緒にご飯を食べたりしたいんだ。
何も言わなくていいから傍にいてほしい―――――
部屋に戻って隣の部屋をのぞいてみた。
ふふふ
海斗と陸、すごく楽しそう。
もう時期、春休みも終わる。
私の心のカップは空っぽだったはずなのに…
今は2滴の“ミルクティー”が入っている。
「七生 海斗」
声に出してみる。
温かい。
私の心が温かくなっていく。
こんな気持ち初めてかもしれない。
あのキラキラした笑顔。
なぜか海斗の顔が頭から離れない。
今の気持ちはわからない…
けど海斗と友達になれてよかったって思う。
お母さんはやっぱり出てこなかった。
お母さんと話さなくなったのはお兄ちゃんが出て行った時から。
もう何年も話していないな。
話したとしても…
『勉強しなさい』『成績どうなの』
こんな事しか聞いてこない。
別にいいんだけどね。
けど、けどね
私はお母さんと一緒にご飯を食べたりしたいんだ。
何も言わなくていいから傍にいてほしい―――――
部屋に戻って隣の部屋をのぞいてみた。
ふふふ
海斗と陸、すごく楽しそう。
もう時期、春休みも終わる。
私の心のカップは空っぽだったはずなのに…
今は2滴の“ミルクティー”が入っている。
「七生 海斗」
声に出してみる。
温かい。
私の心が温かくなっていく。
こんな気持ち初めてかもしれない。
あのキラキラした笑顔。
なぜか海斗の顔が頭から離れない。
今の気持ちはわからない…
けど海斗と友達になれてよかったって思う。