ミルクティー
「よいしょっ…」
海斗は軽々防波堤に登った。
「雛那ちゃんもおいで」
誘って貰えたのは嬉しいけど…
「私はここでいいよ」
「何で?
こっちの方が気持ちいいよ」
わかっている。
わかっているけど…
今日は制服。
もしかしたら制服を汚してしまうかもしれない。
「もしかして…制服だから?」
コクンと頷いた。
恥ずかしい。
そうしたら体がフワッと地面から離れた。
海斗の手が脇の下に入って私を持ち上げている。
「えっちょっと海斗…」
「暴れない、落ちるよ」
「……はい」
落ちたくない私は海斗に大人しく従った。
「うわぁー…」
防波堤の上にあげてもらった私が見たのは
「キレー…」
「ここから見える夕日はキレイなんだ。
だから雛那ちゃんに見せてあげようと思って。
こうゆうの…好きでしょ?」
「うん、好き!
ありがとう」
オレンジ色をした夕日。
普段は青い海も
今日は少しオレンジ色に見える。
しばらく私達は何も喋らずに夕陽を見ていた。
けど先に口を開けたのは海斗だった。
海斗は軽々防波堤に登った。
「雛那ちゃんもおいで」
誘って貰えたのは嬉しいけど…
「私はここでいいよ」
「何で?
こっちの方が気持ちいいよ」
わかっている。
わかっているけど…
今日は制服。
もしかしたら制服を汚してしまうかもしれない。
「もしかして…制服だから?」
コクンと頷いた。
恥ずかしい。
そうしたら体がフワッと地面から離れた。
海斗の手が脇の下に入って私を持ち上げている。
「えっちょっと海斗…」
「暴れない、落ちるよ」
「……はい」
落ちたくない私は海斗に大人しく従った。
「うわぁー…」
防波堤の上にあげてもらった私が見たのは
「キレー…」
「ここから見える夕日はキレイなんだ。
だから雛那ちゃんに見せてあげようと思って。
こうゆうの…好きでしょ?」
「うん、好き!
ありがとう」
オレンジ色をした夕日。
普段は青い海も
今日は少しオレンジ色に見える。
しばらく私達は何も喋らずに夕陽を見ていた。
けど先に口を開けたのは海斗だった。