ミルクティー
「キライじゃないよ。

だって俺が生まれていなかったら雛那ちゃんに会えなかったわけだからね」


よかった。

これで来年はお祝いをしても大丈夫だよね…?



「私も誕生日好き。

毎年誕生日の日だけはお母さんのご飯が違っていてね、フルーツポンチとか色々あったの」


「昔からお母さんは雛那ちゃんを嫌っていなかった証拠だね」


「だったらいいんだけど…」



まだ少しお母さんとの関係には不安がある。



「お母さんは雛那ちゃんの事が大好きなはずだから…

大丈夫」



安心材料。

海斗の『大丈夫』




「ほら早く作って食べよう。

もう時期、7時になっちゃうよ」


いけない、いけない…

8時までなんだから早く食べて帰らなきゃいけないんだ。



忘れていた…




「サラダが終わったらテーブルの上に並べておいてね」


「はーい」



すでにフォークなどは準備されている。



私は2人分のサラダを持ってテーブルの上に並べた。


「サラダ並べ終わったらソファーで休んでいていいよ。
後はハンバーグを持っていくだけだから」



もう時期夕御飯の完成だ!



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