ミルクティー
ちょっと勇気を出して…


「き、今日だけ、海斗の、か、彼女に…なりたい」


つっかかりながらだったけど言えた。

今日だけでいいから。


「じゃあ今日だけ雛那ちゃんは俺の彼女♪」


「いいの?」


「雛那ちゃんさえよかっただけど?」



そんなのとっくに決まっている。



「いいよ!」



海斗への好きって気持ちは日に日に


大きく


強く


なっていく。





私、海斗の事が

好き。





ポチャン

ミルクティーが1滴…

落ちた。





海斗の特別になりたい。


彼女になりたい。

1日でも…

1時間でもいいから


どんなに短い時間でもいいから。


海斗より年下な私。


子供な私をいつか


本当の彼女にして下さい。




「じゃあ『彼女の雛那ちゃん』よろしくね」



彼女って強調してくれた。

ありがとう、海斗。



いつかちゃんと好きって海斗に伝えたい。



< 238 / 353 >

この作品をシェア

pagetop