ミルクティー
「陸が雛那ちゃんに衣装を見てほしいんだって。
来月はもうファッションショーだから」


ファッションショーか…

たしか12月だったよね予定。

本当はずっと作っていると、見たかったんだ。


けど邪魔しちゃ悪と思って行きずらかったんだ。

けどこうして誘ってもらえたなら…



「行きたい!」


「はぁー…
言うと思った」



ため息…ついたよね。

もしかしてイヤだったのかな?



「やっぱりいい。
行かない…」


海斗だって忙しいはずだよね。

私に構っている時間なんかないはず。


だから言い出す時ちょっとためらっていたんだ…

納得。



「急にどうしたの?
何か用事とかあるの?」


「別に…」



せっかくの海斗との時間なのに私がこんな態度じゃもったいない。


楽しみにしていたのに…




「雛那ちゃん…怒っている?」


「別に、怒ってない」



怒っている訳じゃない。

ちょっと機嫌が悪いだけだもん。



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