ミルクティー
「怒っていないなら…
拗ねているでしょ?
雛那ちゃんは怒ったり、拗ねると俺と全く目を合わせないんだよ」



気付かなかった。

そこまで海斗に見られていたなんて…

嬉しいような恥ずかしいような。



「それで何がいけなかったの?」


別にいけなかった訳ではない。

ただちょっと…


「………いき」


「何?」


「ため息、つたじゃん。
それでイヤなのかなて思ったんだもん」


「そ、それは…」


「やっぱり海斗は行きたくないんだね…
陸には私から断っておくから」


「そうゆうわけじゃないんだけど…」


「分かったから。

海斗はイヤなんだよね…
いいよ、私行かなくてもいいから」


「イヤ、そうゆうんじゃなくて…
あーもう言うよちゃんと。


俺の衣装があそこに置いてあるの。
それを雛那ちゃんに見られたくなかったの」




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