ミルクティー
そして数日が経った―――――

起きて窓を開けたら海斗に言われた。


「今日、学校が終わったら電話して、迎えに行くから。
なんだか陸がどうしても今日来てほしいんだって」


今日は金曜日だからいいけど…

どうしてだろう?

なんだか突然だな。

まぁ陸だもんね。



「分かった。
HRが終わったら電話するね」


――――――…


「雛那、なんだか嬉しそうだね」


「スズちゃんわかる?」


「そりゃ、雛那の事だもん。
それで何があったの?」


「今日ね、学校が終わったら海斗と会うの!」


「七生さんとねぇ~

あーだからそんなに機嫌がいいんだ…」


「えへへ///」


「隣なんだからいつでも会えるじゃん」


「だって、海斗が学校まで迎えに来てくれるんだもん」


「お迎えねぇ~
あれ?2人って付き合っていたっけ?」


「付き合ってないけど…」


「ふ~ん…」


「スズちゃん?」


「ん?何」


「何でもなーい」



あーあ、早く放課後にならないかな…






どうしてこの時のスズちゃんの態度をどうして気にしなかったんだろう。

スズちゃんは私達の未来を知っていたんだよね。

それで私の事を気にしてくれたんだよね。



ありがとう――――――――


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