ミルクティー
3人の目の前に出された山盛りのカレー…

3人とも固まっちゃった。


「お前たち【残さず】食えよ」


顔が『意地悪笑顔』を浮かべながら残さずって強調する海斗…

残さずって無理だよ。

とっても山盛りだもん。


「無理、しないでくださいね…」


「「「雛那チャーン優しい!!!」」」


「雛那ちゃん、こいつらに優しくしなくていいよ。
俺たちも食べよっか」


私達のカレーは山盛りでなく普通。


「どうせこんなに沢山ご飯を盛ったのは海斗だろ?
こんなに俺達が食えるわけないだろ!!」


「ご飯がもったいない!!」


陸と修矢さんはちょっと文句を言っているけど…楽しそう。


結衣さんは

「雛那ちゃーんこのカレー2人で半分ずつ食べよ♪」

とっても楽しそう…



「あ、結衣の分だからそれ」


女の人でも容赦しない海斗…


「こんなには無理だよー」


「修矢にでも手伝ってもらえ!!」


あはは…

海斗は3人に山盛りカレーを食べさせるみたい。

3人はソファーに座って渋々食べている。


「俺たちも食べようか」


「うん♪」


やっぱり海斗のご飯はおいしい。

ハンバーグもおいしかったけどこのカレーもおいしい。


「何で3人にあんなに沢山盛ったの?」


「あー…
あいつらうるさいじゃん。
だからご飯を沢山あげておけば少しは静かだから」


ほー…

ちょっと納得。

今3人は一生懸命海斗の盛ったカレーと格闘しているからとっても静か。


「ご飯残すかもしれないよ?」


「それは大丈夫。
あいつらは残さずちゃんと食べるんだ」


「じゃあ海斗は作った甲斐があるね」


「まあね」


海斗のご飯はおいしいから残すなんてできないな…




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