ミルクティー
「海斗!車に行こう」


「どうした?もう寒くなった?」


「いいから早く行こっ!!」


「雛那ちゃん、どうした?」


「あっあのね…」


私は海斗言葉をほとんど無視をして車へ戻った。

戻ってきた私は海斗に渡したい物があった。



「はい、クリスマスプレゼント♪」


「俺に?」


「そうだよ!いつもありがとうね、海斗」



今日はクリスマス。

私は日頃の感謝の意味を込めて海斗にクリスマスプレゼントを用意していた。


中身は…



「マフラー?」


「そうだよ…

もしかしてマフラー持っていた?」



プレゼントを選んでいるとき、海斗がマフラーを持っていたら…って思っていた。

けど寒さが本格的になっても海斗が手袋やマフラーを着けている姿を1度も見なかった。

だからマフラーを選んだけど、気にってくれたかな??



「俺、マフラー欲しかったんだ。ありがとう」


「ホント?気に入ってくれた?」


「もちろん気に入ったよ」


「えへへ。ありがとう」



本当はマフラーと一緒に手袋も買おうと思ったけど…お財布と相談して辞めた。

『バイト』でもしようと思ったけど…海斗が『高校生がバイトすることに賛成出来ない』って話した事を思い出した。


だからバイトはせずに自分のお小遣いの範囲で済ませた。





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