ミルクティー
「雛那、今日は一緒に買い物へ行かない?」
買い物かぁ〜
最近行ってないからな…
それに…お母さんと買い物なら
「行く!」
「午後から出掛ける事でいい?」
「いいよ」
お母さんと買い物…
何年振りだろう?
今からとても楽しみだ。
―――――…
「雛那、これ可愛いわよ」
今は近くのショッピングセンターにいる。
女子高生のようにはしゃぎながら私達は買い物を楽しんでいる。
「お母さん、私向こう見てくる」
お母さんと買い物をしていても頭には海斗の事が離れない。
たまたま朝早くから用事があったのかもしれないのに…
私は歩いていた足をピタリと止めた。
そして私の目に映っているものは…