ミルクティー
「じゃあ行くぞ」



「「「はーい!」」」




車の運転はもちろん海斗。

助手席には私。



「じゃあ雛那ちゃん動くけどいい?」


「大丈夫」



新年から海斗に優しくしてもらう私。


「雛那ちゃんお菓子あるけどいる?」


お菓子!


「食べる♪」


「はい、どうぞ」



どこから出てきたかはわからないお菓子。



たぶんこのお菓子…海斗がわざわざ買いに行ってくれたお菓子。

だって箱には『冬の期間限定!!!』って書いてある。

忙しかったはずなのに…



「海斗ー、俺等には?」


「自分で用意してこいよ。前々から決まっていた事だったんだから」


「雛那チャンだけずりぃー」


「当たり前だろ、雛那ちゃんは昨日の朝知ったんだから。

陸、文句があるならここで降ろすぞ」


「……な、何もありません」



陸、さっき海斗をいじめるから海斗に意地悪されちゃった。



「陸、お菓子分けてあげるね♪結衣さんと修矢さんもどうぞ」


「雛那チャンありがとう」



陸はお菓子1つで大喜び。


ふふふ♪

わけてあげてよかった。



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