ミルクティー
「今年は雛那ちゃん、受験生でしょ」



受験…

受験…


「私、受験生だぁー」


「クスクス…忘れていたみたいだね。
この神社はね、受験にきくって有名なんだ」


「知らなかった…」


「お守り買って帰ろうね」


「うん♪」



受験かぁ〜

もし私が桃咲大に受かったら海斗は4年生か…

もしかして一緒に学校へ行くことできるかな…?

行けたらいいなぁ。



「海斗、私が合格出来るようにお祈りしてね♪」


「もちろん」


「ありがとう」



今年1年間は頑張ろう。

頑張ればもしかして海斗と一緒に行く事が出来るかもしれないから。


「雛那ちゃんは桃咲大?」


「うん♪」


「頑張らなきゃね」


「合格出来るように頑張る。合格したら海斗たちと大学でも会えるね」


「結衣は喜ぶだろうな…」


「あははは…」



結衣さんはなぜか私を「可愛い」と言って抱きついてきてくれる。

私そんなに可愛くないのに…



「まぁ結衣の気持ちも分からなくはないけどな…」


「ん?」



どうゆう意味だろう?




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