ミルクティー
受験が成功しますように。
それと、海斗とずっとずっとずぅーっと一緒に居られますように。



お参りを終え、目を開けると優しく微笑んでいる海斗がいた。


「しっかりお願いした?」


「したよ!」


「じゃあお守り、買いに行こうか」


「うん♪」



神様、私の願いを叶えてください。


―――――…

どっちにしよう…

今、私は迷っている。

海斗が「俺がお守りを買ってあげる」って言ってくれたから目の前にある2つのお守りで悩んでいる。



「どうしよう…」


ピンクと白。

ピンクの方は白に比べて少し高い。

けど両方とも可愛い…

迷うよ。



「雛那ちゃん決まった?」


「まだぁ〜もう少し待って!」


「もしかして、ピンクか白で迷っている?」


「うん…」



だったらピンクでしょ♪と言って私の目の前からピンクのお守りが1つ消えた。



「海斗?」


「雛那ちゃんにはピンクが似合うよ。値段の事は気にしなくていいから」



どうして海斗は私の事がそんなにわかるんだろう…

海斗は私の事なら何でもお見通し。




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