ミルクティー
それに海斗は本当に優しい。

たまにだけど電話もかけてくれる。


私が声を聞きたいと思った頃に…必ず。

この間、海斗から電話があった。



「雛那ちゃん、今大丈夫?」


「大丈夫だよ!今はね家に居るの」


「そっか、最近は学校楽しい?」


「楽しいよ!けどね勉強しましょうって色々な先生が言ってくるの…
イヤになっちゃう」


「しょうがないよ…雛那ちゃんは『受験生』なんだから」


「だよね…」


「今までどうりに勉強を進めていったら大丈夫だよ。
勉強が疲れたら甘い物を食べたりするといいよ」


「海斗も疲れたら食べるの?」


「もちろん、時には休憩も必要だからね。

あーシュークリーム食いてー」


「シュークリームって誕生日に食べた?」


「そっ、無性に食いたくなった」


「また一緒に食べたいね」


「また一緒に、ね…」





あっ…

声が変わった。





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