ミルクティー
「陸!いつまで外にいるんだ!!!さっさと…

雛那ちゃん?」


「こ、こんにちわ…」



勢いよく開いたドアから海斗が現れ、私がいて少し驚いた様子だ。


けど優しく笑い、腰を屈めて私と同じ目線に合わせてきた。



「こんな所まで来てどうしたの?」


「あのね…これを渡そうと、思って」


私は手に持っている箱を1つ差し出した。


「ありがとう。

…………これは何?」


「チョコ………

今日は、バレンタインデーだから」


「そっか…今日は2月14日か」


「うん、あとねこれも…」



私はもう1つ持っている箱を海斗に差し出した。

この箱の中身は



「ケーキ?」


「前の時、シュークリームを食べたいって言っていたのを思い出して…」



陸に頼んで大学に来る途中にケーキ屋さんに寄ってもらった。

たぶん、海斗は疲れていると思ったから…

シュークリームでも食べて疲れをとって欲しいなぁ〜って…





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