ミルクティー
「覚えていてくれたんだね。ありがとう」



海斗はそう言って頭を撫でてくれた。


えへへ。

久しぶりに頭、撫でてもらった。



「廊下は寒いでしょ。部屋に入ろう?」


「えっ…海斗忙しいでしょ?私はこれで帰るよ」


「大丈夫。丁度、休憩をしようと思っていたんだ。

だから一緒にシュークリーム食べよ?」



温かいミルクティーも淹れるからさっ…と言われ私は久しぶりに海斗のミルクティーが飲みたくなってしまった。


海斗に背中を優しく押された私は…

海斗に甘えることにした。


だってミルクティーも飲みたかったけど…海斗とお喋りもしたかったんだもん。



コポコポコポ…と海斗が紅茶を淹れている音が聞こえる。



ここは学習室?みたいな所。

英語の本が沢山ある。

私にはちんぷんかんぷんだ。







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