ミルクティー
一通り話終えた私はなんだかスッキリした。


海斗はゆっくり私の体を放した。



「寂しかったなら、電話をかけてきてもよかったんだよ」


「だって…海斗が忙しいと思ったから」


「雛那ちゃんが話したいと思って電話をかけてきてきれたんなら俺は雛那ちゃんを優先するよ」


「だったら毎日、かけちゃうかもよ?」


「毎日でもどうぞ」



私達は顔を見合わせて

笑いあった。


けど突然海斗が真剣な顔してきた。



「寂しかったら電話をしていいからね。

雛那ちゃんが寂しくないように俺の番号を教えてあるんだから」


「うん…ありがとう」



海斗は私が寂しくならないようにって番号を教えてくれていたんだ…

知らなかった。



「いい?わかった?」


「うん、わかった!!」


「よろしいっ」








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