ミルクティー
お兄ちゃん
私の中でお兄ちゃんは5年前のまま。
そして、今私の目の前にいるお兄ちゃんは5年前と全く変わっていなくすぐにわかった。
「2人とも、中に来いよ。今、紅茶淹れるから」
海斗はそう言って椅子から立ち上がった…
イヤ、行かないで。
傍にいて。
頭が混乱していて、分からない。
私は知らず知らずの間に海斗の袖を掴んでいた。
そんな私の様子を見ていたお兄ちゃんがゆっくり口を動かした。
「海斗、雛那の近くにいてやって。
今は俺がいて混乱しているはずだから」
流石、お兄ちゃん。
5年経っても私の気持ちを読み取ってしまう。
昔と変わっていない。
私達、4人の空気は重い。
誰も喋ろうとしない。
けど先に話始めたのはお兄ちゃんだった。
「雛那、ごめんな…全然、連絡出来なくて」
「大丈夫…」
本当はどうして私の目の前にお兄ちゃんがいるのか分からない。
それに海斗と陸とどうして仲がいいのかも分からない。
2人はお兄ちゃんとずっと会っていたの?
私の知らないところで………
そして、今私の目の前にいるお兄ちゃんは5年前と全く変わっていなくすぐにわかった。
「2人とも、中に来いよ。今、紅茶淹れるから」
海斗はそう言って椅子から立ち上がった…
イヤ、行かないで。
傍にいて。
頭が混乱していて、分からない。
私は知らず知らずの間に海斗の袖を掴んでいた。
そんな私の様子を見ていたお兄ちゃんがゆっくり口を動かした。
「海斗、雛那の近くにいてやって。
今は俺がいて混乱しているはずだから」
流石、お兄ちゃん。
5年経っても私の気持ちを読み取ってしまう。
昔と変わっていない。
私達、4人の空気は重い。
誰も喋ろうとしない。
けど先に話始めたのはお兄ちゃんだった。
「雛那、ごめんな…全然、連絡出来なくて」
「大丈夫…」
本当はどうして私の目の前にお兄ちゃんがいるのか分からない。
それに海斗と陸とどうして仲がいいのかも分からない。
2人はお兄ちゃんとずっと会っていたの?
私の知らないところで………