ミルクティー
海斗が私と過ごした1年間が幸せだった…



私も同じ気持ちだよ。

私、強くならなきゃ…

海斗に心配かけないように…



「2人とも、ありがとう。

私、頑張るから。
海斗の願いを叶えたいから」


「雛那…」


「雛那チャン、それを海斗も願っているはずだから」


「うん、ありがとう」



『雛那ちゃん、笑って。


これから先も笑い続けて』


海斗の願い。

海斗が好きだって言ってくれた、私の笑顔。

だから、私は笑い続けよう。

そして、新しい恋をして幸せになろう。


たぶん、しばらくの間は人を好きなる事は出来ないと思う。

けど、いつか…

いつか、海斗のような人を好きになって結婚して子供を産んでその家族全員で幸せになろう。

たとえ、海斗と会えなくても。

私達のカップは繋がっているから大丈夫。

私と海斗のお揃いのカップ。



「雛那、辛くなったら俺たちを頼っていいんだからな」


「そうだよ!!雛那チャンには海斗だけじゃないんだよ」


「そうだね、海斗が居なくてもみんながいるもんね」


「そうだよー、雛那チャンはいっつもいっつも海斗ばっかりで俺達と話す時間が無かったんだからこれか沢山話そうね」


「おい陸!!雛那と話す時は俺の許可を取れよ」


「イヤだよー。

あっ俺、未桜と付き合う事になったから♪」


「えっ!?未桜さんと…」


「そ、一応報告を…」


「今度、私に会わせてね♪」


「おう!」



私達は笑いあった。

陸と未桜さん、付き合うんだ…

陸、良かったね。


恋がかなって。





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