ミルクティー
「じゃぁ雛那ちゃんは助手席に乗ってね」

「はい」

海斗の車は青いシンプルな車。
車内はとても片づけられている。

「雛那ちゃんお昼は食べた?」

「まだですけど…」

「じゃぁご飯食べてから行くか」

「でも陸が…」

「大丈夫、あいつ遅刻魔だから」

いいんだろうか?
けど海斗とご飯…
楽しみ♪

海斗は大学の近くのファミレスに連れて行ってくれた。

「好きな物頼んでね」

「えっ悪いです。
自分の分は自分で払います」

「遠慮しなくていいから。
それに今日は陸が無理やり嘘ついて誘っちゃったんだから」

「でも…」

「いいから」

海斗に奢ってもらうことになった。
ちょっと悪い気がする。

「決まった?」

「はい、カルボナーラで」

しばらくして店員さんがきた。

「カルボナーラ1つとイチゴパフェとコーヒーで」

海斗が注文してくれた。
イチゴパフェとコーヒー?
海斗なんだろうか。
イチゴパフェ…
なんか海斗には似合わないや。

< 34 / 353 >

この作品をシェア

pagetop