ミルクティー
海斗と修矢さんが戻ってきた。

「雛那ちゃん、紹介するよ。
大神 修矢(オオガミ シュウヤ)、俺と同じ学部なんだ」

「大神 修矢デス。
雛那チャンって言うんだね、かわいい名前だね」

「あ、ありがとうございます」

「修矢、雛那ちゃん引いているから近づくな」

「はぁ~い。
まぁ俺には彼女がいるからいいんだけどね」

修矢さんの彼女ってどんな人だろう…?
ちょっと会ってみたい。

「海斗、そろそろ帰らなきゃまずくないか?」

「4時か、陸たちこの後は…」

「「海斗のお家へ行きまぁす!!」」

「言うと思った。
俺は雛那ちゃん送ってから行くから」

「私、1人で帰れます。
まだ外も明るいし…」

「雛那チャン女の子は1人じゃ危ないから海斗に送ってもらいな」

「でも…」

「じゃぁ行こうか雛那ちゃん」

海斗はそう言ってまた左手を出してきた。
私はそっと海斗の右手を握って

「じゃぁお願いします」




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