ミルクティー
誰かに聞いて欲しい。
学校の先生にも何度も相談しようと思った。
友達にも話そうとした。







けど出来なかった。






だってイケないのは私だから。








お兄ちゃんが居ないのも私のせい。












全部私のせいだから。













あの時、私があんなことを言わなかったら―――――――





「雛那ちゃん?」




私は海斗の近くにずっといたい。
優しく私の名を呼んでくれる海斗の近くに――――


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