ミルクティー
今は春休み真っ最中。
そのため、私はいつもより遅くまで寝ていた。

けど、私の眠りを壊す人物が……。


「おーい、おーい!!」


どこからか聞いた事のある声。


「春野さーーん」


声は窓から聞こえるみたい。

まだしっかり目は覚めていないがカーテンを開けた。


窓越しには、見た事ある顔が……。



「おはよう、春野さん」


昨日みたいな顔をして私に微笑みかけてくる七生さん。


「おはようございます」


「ちょっと頼みたい事あるんだけどいい?」


寝起きで普段は回らない頭を一生懸命まわして考える。


「頼みですか?私に出来る範囲なら……」


「よかった。ちょっと手伝ってほしいんだ」


「何をですか?」


「部屋の整理を手伝ってほしいんだ。荷物が多くて1人じゃ間に合わなくて……」



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