ミルクティー
「金曜日?」

「そっ
金曜日」


金曜日…
何だろう。
特に用事のない私は…

「暇ですけど…」

「じゃぁ一緒に水族館行こうか」

「水族館?」

「修矢から割引券貰ったんだよ」

「修矢さんから」

「期限が金曜日までだから暇だったら一緒に行こうかと思って」

「行きたい!
水族館行きたい」

「ふふふ。
雛那ちゃんなら言うと思った」

「///」



ちょっと恥ずかしい。
私って単純なのかな?



けど嬉しい。
だって海斗と水族館。
えへへ。
また頬が緩んじゃう。
今日はずっと緩んでいるような気がする…



「金曜日までいい子にしていてね」


海斗はそう言って頭を撫でてくれた。
そして私にいつものキラキラした笑顔をくれた。



ポチャン
やっぱり落ちてきた。


少しずつ溜まっていく


私の



“ミルクティー”。





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