ミルクティー

水族館

私は海斗に言われたとおり金曜日までとってもいい子にしていた。
もちろん宿題も少しはやった!


そして金曜日。
今日は海斗と水族館。
私は家の前で待っている。


そして見覚えのある車が停まった。
それはもちろん―――

「海斗!」

「お待たせ。
どうぞ乗ってください」

私は海斗の車に乗り込むと…


「雛那チャン久し振り♪」

「陸!?」

後ろの座席に陸が座っていた。

「何で陸がいるの?」

「あ~それは…」

陸は話し始めた。
海斗はちょっと嫌そうな顔…


―――――――――――――――
――――――――――
―――

水曜日

「海斗~久し振り!
3日間俺に会えなくて寂しかったか?」

「お前はまた合鍵を使って入ってきたのか…」

「まぁまぁ気にしない、気にしない」

「はぁ~…
で、今日はどうしたんだ?」

「今週の金曜日暇?」

「無理」

「えっ…
即答ですか?」

「その日は用事がある」

「ちょっとだけでいいから…」

「無理」

「いいじゃん。
海斗のケチ」

「ケチで結構」


私もここまでの話の内容ならわかる。
だっていつもの2人の会話だから。

だけどこの後から…




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