ミルクティー
会場についてビックリ。
だって、人が沢山。
だから空いている席を探すのが大変。

「雛那ちゃんこっち、こっち」

海斗が席を見つけてくれた。

そこは後ろの方の席だった。

「ちょっと後ろになっちゃってごめんね」

「ううん。
大丈夫、ありがとう」

ニコって笑って

「どういたしまして」

って言ってくれた。



ポチャン
やっぱり落ちてきた。



やっぱりこの笑顔好きだなぁ~。

「海斗の笑った時の顔好きだよ…」

「俺の笑った顔?」

「そう。
最初に会ったときからキラキラした笑顔だなぁ~って思って」

「キラキラした笑顔か…
なんか小学生みたいだね」

「だね」

「雛那ちゃんは何事にも一生懸命だよね」

「そうかなぁ~?」

「英語が苦手だけど諦めないで最後まで頑張ったりするでしょ」

「だって、最後まで出来なきゃイヤなんだもん」

「ふふふ。
そうゆうとこいいと思うよ。


俺は嫌いじゃないし」

「……ありがとう…」



『俺は嫌いじゃないよ』
えへへ

海斗に褒められちゃった。
なんだか海斗に言われるとカップが反応する感じがする。

なんでだろう?



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