ミルクティー
「雛那チャン、気持ち良さそうに寝ている。
相当疲れたんだね」

「まぁな。
結構歩いたし、水族館についたら結構はしゃいでいたし」

「楽しかった?」

「まあな」

「それはよかった」

「お前がいなきゃもっとよかった」

「まぁまぁ、けど『また来よっか』とか言っていいの?」

「別に、まだ時間はある」

「あんまり期待させない方がいいと思う。
俺は…後で2人の辛い顔は見たくない」

「雛那ちゃんには悪いことしたかな」

「…けど雛那チャンも楽しんでくれたんだろ?
それはそれでいいんじゃない?
修矢に感謝しなくちゃいけないだろ」

「…」

「言わないの?
自分の気持ち?」

「言っても向こうが困る」

「じゃあ言わないでいるつもり?」

「そうゆうこと」

「俺は海斗が出した答えなら応援する」

「ありがとな」

「親友、陸ですから」

「自分で言うなよ」

「何か間違っていますか?」

「ふっ、当たってる」

「じゃぁOKじゃん。
海斗も疲れただろ?
後ろに行って雛那チャンと少し休めばよかったのに」

「いや、いいよ。
ゆっくり休ませたいし」

「ふ~ん。
ネックレス、気に入ってもらえたみたいだね」

「あぁ、凄く嬉しそうにしてくれた」

「じゃぁ俺から海斗にプレゼント。
カバンの中にある小さな箱あげる」

「陸から貰えるなんてめずらしな」

「特にたいしたものじゃないけどね」

「まぁ後で開けるよ」

「俺が後で開けてあげようか?」

「お前、まさか家に泊まっていくつもりか?」

「もちろん☆」

「はぁ〜…
じゃあ雛那ちゃんを送った後、スパー寄って」

「了解」



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