ミルクティー

宿題

気が付いたら7月から8月になっていたある日。


暑い。
夏だから日が高い。
部屋のクーラーも付け心地よい時間を過ごしている。


けど――――


「わかんない…」


私は今、英語の宿題と戦っている。
簡単な問題は1人で出来た。
けどわかんない。


海斗に教えてもらおうかな?



さっきからずっと迷っている。
部屋には…居ないみたい。

けど意を決して…



発信 七生 海斗

PPP PPP

「もしもし」

出てくれた!

「あ、あの。
雛那、雛那です。
今、大丈夫ですか?」

「くすっ…知ってる。
今いいよ、どうした?」

「あの、えっと…
宿題、教えてほしいんですけど…ダメですか?」

「…宿題?」

「…はい。
あっ、でも忙しいならいいです。
ごめんなさい」

「……くくくっ…
大丈夫、ちゃんと教えてあげるよ。
今日は無理だけど明日は?」

「私はいつでもいいです」

「じゃあ明日の、13時に家に来て」

「うん!
ありがとう」

「それじゃあ明日」


やったー!
海斗に勉強を教えてもらえる。


早く明日にならないかな。



あっそうだ♪
いいこと考えた。
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