お姫様の憂鬱
「あのー 起きてくださぁい
あたし早く帰りたいんですけどー」
あたしはイケメン王子を
とりあえず起こそうと声をかける、ケド
「スー スー」
と規則正しい寝息が聞こえるだけで
起きる様子全くない
どーしよ
このまま起きなかったら
あたし来た意味なくない?
でも帰っちゃったらなんか、ダメだよね
人としてってゆうか
仮にもあたしのこと待ってたのに
会わずにって・・・
ん~どうしよっ!!
「はぁ」
5時半か
あたしは図書室の時計を見ると
視線を窓の外に向ける
中庭で朱羅と会ったときはまだ明るかったのに
窓の外はもう殆ど暗い状態
最近暗くなるの早くなってきたな
あたし暗いの苦手なのに・・・