お姫様の憂鬱
「え、いや悪いよっ結構高いし…………」
やんわりとカイの申し出を断る
そんなに高すぎる訳ではないけど
買ってもらっていいような額の物でもないし
だけどカイは
「大丈夫だよ、俺バイトで結構稼いでるし
これくらいなら」
「いやいやそうじゃなくて
本当にいいから!」
少し強めに断ると
う~んと少し不満そうにしながらも
「なら、まぁ良いけど」
と了承してくれて
他に何か欲しいものあったら言ってね
と言ってニッコリ微笑んだ