神様のシナリオ
 


僕が『んだんだ』してる間に、どうやら話はまとまったらしい。

「じゃ、スケジュール帳返して」

「待ちなさい、クドゥーン。それは私のものよ」

クドゥーン?ダレソレ?

「……あー、クドゥーンって、俺のこと?」

「えぇ」

あ、工藤のことだったんだ。

「そういう市村の態度、萌えるんだよね」

「クドゥーン、何言ってんだ?」

「クドゥーンは市村が俺につけた専ニクだから。二ノ宮は工藤って呼んでくれる?」

……なんか、だいたい読めてきた気がする。

工藤は市村が好き、ってことだよな?

ということは……。

「よし、これでOK」

「あなた、早く降りてらっしゃい!」

僕が考え込んでた間に、どうやら工藤が利川さんの手の上に乗ったらしい。

あれ、僕ってこんなに考え込むキャラだっけ?

おーい、筆者、キャラ設定が曖昧になってきてるよ?


 
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