新人マネージャー恋しちゃう!?
会社にはこれで2度目の訪問だ。

今度は

“Welcome会合格者”と書かれた受付があった。

「あの~ 合格した野上慶介です。」

「野上慶介様でございますね?

そこの階段かエレベーターを使い305号室までおあがりください。」

「はい。」

俺は階段で305号室まで急いだ。

トントンとドアのノックすると中から

「どうぞ」

という声が聞こえてきた。

「失礼します」

中に入ると社長のほかにキレイな自分と同じ年ぐらいの女の人が1人いた。

「野上くんなのね~ 丁度良かったにー

野上くん、チミがつくタレントはもう決まってるのいるのだにー」

そう言ってそばにいた女の人を紹介してくれた。

「Mikuちゃんだに」

「Mikuです」

「野上慶介です」

この時初めてMikuさんと目を合わせた。

かわいい人だな・・・。

どうやら俺は当たりくじを引いたようだ。

「それじゃ、僕はこのへんで失礼するよ~

社長は忙しくてね

Mikuと野上君はお互いのことよく知る必要があるから

少し時間をあげるのね

また後でぇ~」

部屋から出て行こうとした瞬間、ひとつの疑問を思い出した。

「社長! なんで僕は合格したんでしょうか?」

「合格者を20人出したかったんだけど、19人しか合格者出なかったんだな

だから、不合格者の中から一番点数のいい君をえらんだんだな」

それだけ言って部屋から出ていった。

本当にてきとうな会社だなぁ・・・。

こんな会社で成り立つのかよ・・・・









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