新人マネージャー恋しちゃう!?
「そうだ!オカンに電話しとこっと」

2,3度コールをならすとオカンはスグに電話に出た。

「慶介!! アンタ何してんの!? 早く大阪帰ってきって何回
言ったらわかんの!!」

いつもの怒声。

この怒声を毎日のようにスルーしてきた。

でも、今日は違う。

「あぁ~そのことなんだけどさぁ?

実は東京でしかできないメッチャ稼げる仕事やるかもしれへんねん」

「東京でしかできない稼げる仕事ってなんやの?!

しかも、やるかもしれへんってどないやの?!」

「まぁ、そういうことやから今月だけ仕送り頼むわ!」

「頼むわちゃうねん! ちゃんと説明し!」

このままだと話が長くなりそうだったから
オカンのことは無視してそのまま電話を切った。

「よし!家帰って勉強すんぞぉ~」



そう意気込み、勉強すること2時間。

みたこない業界用語やらで頭はパンパン。

「頑張れ俺! 年収1000万! キョンキョンのマネージャー!」

自分を自分で励ましさらに頑張った。

「あぁ~今日はもう無理だ・・・ 
4時間も頑張ったんやから今日はもうええか!」

時計の針は8時を指していた。

「晩ご飯遅くなったなぁ・・」

今日の晩ご飯はコンビニ弁当。

年収が1000万になったらもっと良い飯食べれる・・

「絶対マネージャーならなアカンな!」


この日を境にマネージャー人生の妄想は膨らみ

勉強ははかどった。










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