新人マネージャー恋しちゃう!?
「失礼します!!」

「はぁ~い9時59分! ギリギリだよ~ん」

社長は時計を指さした。

《す、すいません》

「遅刻してないからokだけどね~

っあ、そうそうチミのお姉ちゃん“野上ゆき”だったっちね

なんで黙ってたっちか?」

「あ、そうなんですけど・・・別に言う必要ないっていいますか・・その・・・

兄弟じゃないってか・・・。」

「野上ゆきってあの歌手の!?  っえ、さっき雪乃だって言ってなかった?

言う必要ないって・・・。普通、兄弟の話してたら言うでしょ」

雪乃意外に有名・・・。

一緒に住んだりしてないからそういうの分からんねんなぁ・・・。

「でもまぁ、お姉ちゃんいうても血繋がってませんし、幼馴染って感じですし・・。」

「でも、一緒に暮らしてたんでしょ?」

「まぁ、はい・・・。」

今度兄弟で集まって兄弟会議しよ・・・。

俺らは兄弟って言っていいべきなのか

幼馴染っていうべきなのか・・・・。

「っで、今日はその野上ゆきも、ごひいきにしてもらっている会社に面接に行ってもらうだみー」

「っえ?!いきなりですか?」

「そうだみー」

そういうのってマネージャー込みやんなぁ?

多分メッチャ苦手や・・・。

「それってドコの会社ですか?」

「そんなの決まってるダミー あそこだみ」

社長が指差したところは窓から見える大きな会社

日っテレ(ひってれ)だった。

「いきなり、あんな大きな会社ですか?!

急に新人いけますか!?」

「大丈夫だみー 今度日っテレの番組で“タレントの卵さん一皮剥きまよぉ~ん”っていうのがあるだみー。

それに応募したんだみー」

まじかよ・・・

てか、ネーミングセンス悪っ!!

俺はあまり気がのらなかったがMikuさんはやる気満々だった。

「それって何時からですか!?」

「3時半からだみ」

「ありがとうございます!頑張ります!!慶介行くよ!!」

「っえ?は、早くないですか!」

妙に、やる気満々のMikuさんに俺は不思議に思いながらもついて行った。




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