愛の言葉
第二章*仲間
次の日。
私は、正輝たちが迎えに来てくれるとのことなので待ち合わせの公園に行った。
なぜか…徒歩で来るように、ってすっごく強く言われたんだよね…。
「おっはよ~!」
「おはよう!」
正輝、夏美、稲村、関谷がいた。
夏美は、稲村の自転車のケツに乗ってる。
正輝のケツじゃなくてよかった…なんてね。
稲村と関谷わ仲間の面子らしい。
私は初対面だった。
「俺のことは、稲ちゃんでいーよ!」
はきはきした低い声で…稲ちゃんが言う。
「うん♪じゃあ…私は…」
「さっちゃんだろ!」
「さつきでいいよぉ~」
「いいじゃん!さっちゃん!」
正輝も乱入してきて、結局みんなは私を「さっちゃん」と呼ぶことになった。
…なんか照れるなあ。
「俺はせっきーか宏ちゃんで」
「宏ちゃん?」
「宏太だから、俺」
「そかあ!よろしくね!せっきー♪」
「おう」
そして、少し語った後、正輝が「いくかあ!」といった。