純粋tears☆
プロローグ○*+
「桜花!、いらっしゃい!!!!」
「おじゃまします♪」
「桜花おめでと~~~★」
「ありがとぅ~~~☆」
幸せだなぁ、って思っても。自分の誕生日をどれだけうらんだか。
12月24日。クリスマスイブ。
カラオケボックスのなかで三時間ほどパーティーを楽しんだ後
親友たちは彼氏のお呼びがかかる。
「ごめんね、桜花。。。今日は私たちのおごりにするから!!」
「あ。。。うん。こっちこそごめんね。」
「もぅ、なんであやまるのよ?桜花、彼氏つくりなね??あと李兎<りと>も!」
「んぇ?りぃはいいのー♪恋してるから!」
「李兎だけだよ、あたしの親友は・・・泣」
「えーー、桜花ひどいwww」
林 李兎<はやしりと>わたしの親友で、男性アイドルが大好きすぎて彼氏を作っていない女の子。自分のことを“りぃ”という。
(彼女いわく、自分の周りには彼氏に匹敵するイケメンがいないらしい)
「かえろっか、桜花」
「李兎、一緒にかえってくれるの?」
「もちろんww話もあるし。」
「話?」
「うん。あ、みんなバイバイ♪」
「バイバーーイ」
「じゃねーー♪」
みんなと別れて、李兎と2人、、李兎は本当に優しい。私のことを一番信じてくれている。
「桜花。。あのね、今度ね、コンサート行くんだ♪」
「だれの?」
「“ルナディア”の♪」
「ルナディア?」
“ルナディア”・・・最近李兎がよくしゃべってるアイドル三人グループかなぁ・・・。
「一緒に行かない?チケット、余ってるの。」
「ふうん。いいよ。」
「ほんとう?明日だからね。」
「いいよ、明日。。。25日?」
「うん」
クリスマスはコンサート・・・
李兎の何気ない誘いが私の運命を変えるとは思わなかった。