love...☆.。.:*
lovelorn☆.。.:*

瞼が重い。目が痛い。

鏡で見る自分の姿に

思わず息をのんだ。

泣きはらした瞳・・・。

擦りすぎてただれた目元・・・。

思い出したくもない。

あたし、ふられちゃったんだ。


いつものくだらない

ケンカで終わるはずだった。

「ごめんね」って、

言ってくれると思ってた。

なのに告げられたのは

「俺ら、別れよう」

お別れの言葉だったんだ。

強がって強がって

素直になれなかったから

さよならされたのかな・・・。

今さら後悔したって遅い。

あたしの隣には、

もう君の姿はないんだから・・・。

君を想うと、

恋しくて会いたくて

声が聞きたくて仕方ない。

別れを切り出されたときは、

正直、冗談だと思ってたんだ。

後になってから君はまた

あたしのところに戻ってきてくれる。

そんな風に調子に乗ってた罰だね。

失恋は初めてじゃないけど、

・・・痛い。


真っ暗な部屋の隅で、

あと何回身体を小さくして

ひとり泣けば気が済むんだろう。

着信拒否される電話。

送っても無視されるメール。

あたしの想いは、

もう、君には届きませんか?

「まだ好きなの」

「ごめんね・・・」

「もう一回あたしを好きになって」

言いたいことは溢れてるのに

何一つ君には届かない。

・・・拒否、されてるから。

ほら、また涙。

涙に限度はないのかな。

泣き疲れちゃったよ。

こんなとき、君がいてくれたら

「泣かないで」って言って、

抱きしめてくれたんだろうな・・・。

< 14 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop