狼カノジョと子羊カレシ
部屋の中に入ると、あたしのお気に入りの豹柄のキ○ィチャンの座布団に座る。
お気に入りってゆーか、
買ってここに置いてるみたいな?
1時間ぐらいかな?
テレビ見たり、お喋りしたり、
ゴロゴロしてた。
そろそろかな。
あたしは無言で、ソファに寝転がってるカレに近づき、跨がった。
そぅ、言葉通り、跨がった。
「えっ!?ちょ?ちょ、」
おもいっきり焦りまくってるカレを無視し、唇を重ねる。
「ん…。」
直人は、キスをしたかったと勘違いしたのか、あたしの口に舌を入れてきた。
エロくないのに、なんでキスの時だけこんなにエロいんだろ?
キスうますぎでしょ!?
ヤバイって。
仕掛けたこっちがヤバイって。
でも…。
今がチャンス!!
あたしは、直人のベルトに手を伸ばした。